天使とつながるカラーセラピスト
青柳みかと申します
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🌈光と闇のあいだに、色が生まれる
── ゲーテが見つめた“こころの色彩”
TCカラーセラピスト講座では語られない、
“マニアックな色の話”
講座では伝えきれないマニアック解説シリーズ。
前回は「ニュートンと虹の7色」についてお話ししました。
科学的な色の成り立ち──
白い光がプリズムで分かれ、虹のように7色に見える仕組み。その背景には、音階との対応や、宇宙の調和を信じたニュートンの哲学がありました。
でも、色という現象を「もっと心の内側から」見つめた人物がいます。
それが、今回のテーマとなる詩人・ゲーテです。
️*.·゚
ゲーテは、なぜニュートンの理論を否定https://www.facebook.com/mika.aoyagi.888したのか?
ゲーテは、色彩心理の礎を築いた人と言われています。彼は「色は白色光の分解である」とするニュートンの理論に、強い違和感を抱いていました。
「色は、ただの物理現象ではない」
「それは人の感覚や心と深く結びついた、“こころの現象”である」
──正直に言うと、私自身、
この言葉の意味が最初はよくわかりませんでした。
確かに、色は光と闇の“あいだ”に見える。でもそれは、単なる「見える世界」に起こる物理的な現象だと捉えていたのです。
でも、よく考えてみると、色を見た時に「きれいだな~」と感じる心の動きはどこからくるのだろう?と思うようになりました。
色というのは見える現象以外にも、心を動かし感情に働きかける何かがあると──
そして、学びを深めていくうちに、こんなことを思うようになりました。もしかしたら、ニュートンも本当は、この「色には心を動かす何かがある」という哲学に気づいていたんじゃないかなって。
ただ、それを当時の科学では証明できなかっただけで──。
そう思った瞬間、それまでカッチリと区切られていた「科学」と「感性」の境界が、ふとほどけたように感じたんです。ニュートンとゲーテ、対立する二つの理論は、時代を超えて同じ真理にたどり着こうとしているのではないかと。
色は、光と闇の “移ろいゆく合間” に生まれる
ゲーテの色彩観は、アリストテレスのギリシャ哲学にも影響を受けていたと言われています。それが「色は、光と闇の“間”に生まれる」という視点。
この”間”というのが鍵で、”間”とは光と闇のグラデーション。つまり移ろいゆく合間のことを指します。
色は、明るすぎても、暗すぎても、そこには存在しません。まさに、光と闇が溶け合う“移ろいゆく合間”にこそ、色は立ち現れるのです。
それはまるで──
意識と無意識の境界に、心のゆらぎが生まれるように。
言葉にならない想いや感情が、ふと色になって現れるように。
そしてそこには、深い思想的な哲学があります。
光と闇という“二元”の対立構造。
そこから、赤へと向かう高昇のプロセス。
ゲーテ色相環の頂点にある「赤」は、ただの色ではなく、二元が統合されて生まれる第三の真理──三位一体の象徴でもあるのです。
この三位一体の思想は、色彩を「三原色」として分類する枠組みとも響き合っています。それは単なる絵の具のような理論ではなく、心理的な三原色として、わたしたちの感情や魂の成長プロセスに深く関わっているのだと感じます。
TCカラーセラピーは、ただ色を“読む”のではなく、その奥にある人のこころの成長と統合のプロセスを、そっと映し出すツール。そしてそのプロセスに寄り添い、サポートするのが私たちカラーセラピストの役割なのだと思います。
カラーセラピーは、心の “移ろい” を照らす
TCカラーセラピーを教える中で、よく感じることがあります。
色を選ぶ人の心の中には、たとえ今が闇の中にあっても、ほんの少し先にある出口の光に、もう気づいている“気配”がある。
悩みの深さは人それぞれ。
けれどその奥には、ちゃんと「希望の方向」を感じ取っている。
だからこそ、色を通してそれが表れる。
ゲーテ色相環の中で、光と闇が高昇して赤に至る──
その構造を知ったとき、「ああ、私たちも同じだ」と思いました。
闇の中から何かを学び、気づきが生まれ、喜びに変わっていく。カラーセラピーのセッションは、まさにそのプロセスを辿っているのです。
色を選ぶ。
心が揺れる。
なぜ揺らいだのか、自分の内側を見つめる。
そして──
気づきが生まれる。
これは、わたし自身の人生にも重なります。活動をしている今でも、迷うことはたくさんあるし、使命が見えなくなるときもある。けれど、答えが見つかったときの「これだ!」という瞬間は、本当に、光がパーッと差し込むような感覚になります。
そうやって、心の“移ろい”を繰り返しながら、私はカラーセラピーという道を選び続けてきました。移ろい迷って道を外したとしても、不思議とまたここに戻ってくるのです。
そして、その時に進むべき選択は、いつも”色”が教えてくれました。
”色”には、使命へと導くチカラがある。
あなたが今、惹かれているその色にも──
まだ言葉になっていない、あなたの魂からのメッセージがあるのかもしれませんね。
次回予告:アリストテレス編へ
次回は、ゲーテにも影響を与えた古代ギリシャの哲人──
アリストテレスの色彩哲学をご紹介します。
「色とは魂の混合物である」
そう語ったアリストテレスの視点から、
カラーセラピーと心のつながりをもう一歩、深く掘り下げていきましょう。
色と哲学、そして“わたし”のこと。
自分の心と対話しながら紐解いていきます。
※このシリーズは、カラーセラピーを愛するすべてのセラピストへ向けてお届けしています。
読みものとして、講座の補足として、心の糧として──
どうぞ、お楽しみください。
青柳みか(あおやぎみか)
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