天使とつながるカラーセラピスト
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はじめに|古代の叡智が導く色彩の扉
こんにちは。
天使とつながるカラーセラピストのあおやぎみかです🕊️
「TCカラーセラピスト講座では伝えきれないマニアックシリーズ」として、これまでニュートンの色彩論、そしてそれに異を唱えたゲーテの「光と闇のあいだに色が生まれる」という思想をご紹介してきました。
色の世界って、本当に奥が深いですよね。
今回は、深掘り探求シリーズの第3弾。ゲーテにも影響を与えたとされる、古代ギリシャの哲人・アリストテレスの世界へそっと足を踏み入れてみたいと思います。
「色とは、光と闇のあいだに生まれる」──
この思想は、ゲーテの有名な言葉として知られていますが、その源流にはアリストテレスの哲学的な自然観があるとも言われています。
そして彼の思想を辿っていくと、色と魂の間にある見えないつながりが、浮かび上がってくるようで、そう思うと…私はワクワクが止まらなくなります^^
アリストテレスの色彩観と四元素思想
アリストテレスは、古代ギリシャ最大の哲学者のひとり。その思想は、後世のあらゆる学問に大きな影響を与えました。彼の色彩観を語るうえで欠かせないのが、自身の哲学体系に組み込んだ「四元素論」です。
この世界のあらゆるもの──火・水・空気(風)・土という4つの元素から成り立っているという考え方。それは自然界だけでなく、私たち人間の身体や心も、この四元素の組み合わせでできているという、壮大な宇宙観です。
さらに、アリストテレスは、この四元素を単なる物質的な要素としてだけでなく、人間の身体や魂のあり方にも深く関係すると考えていました。
そして、この思想を背景に、後世のヒポクラテスやガレノスといった医学者たちが、体内の四つの体液(血液、黄胆汁、黒胆汁、粘液)と結びつけ、活動的な多血質、情熱的な胆汁質、繊細な憂鬱質、穏やかな粘液質といった具体的な「魂の気質」(性格傾向)に対応させる考え方を体系化していったのです。
つまり、古代の人々は、自然と人間、そして色と心が、すべてひとつの大きなつながりを持っていると捉えていたということ。
これはまさに、「色と心はつながっている」と、私たちカラーセラピストが大切にしている世界観と、深く通じるものがあると感じませんか?
魂の気質と色の感受性
アリストテレスが後世に伝えた「魂の気質」と色とのつながりは、カラーセラピストとして、とても興味深いヒントになるのではないでしょうか。人は、それぞれの心の傾向や状態によって、特定の色に惹かれたり、逆に避けたくなったりしますよね。
TCカラーセラピーで「気になる色」を選んでもらうとき、その色はまさに、その人の内側、魂の状態を映し出しているように感じることがあります
たとえば…
- 情熱や行動の象徴である赤は、火のエネルギーと響き合う
- 静けさや内省を促す青は、水の流れと共鳴する
- 軽やかさや知性を示す黄は、風のように思考を巡らせる
- 安定や安心感を与える茶や緑は、大地の豊かさをあらわす
色には、単なる視覚情報を超えた、感情のグラデーションや、魂の反応が宿っていると思わずにはいられません。
ニュートンと錬金術──科学と神秘が交差するところ
ここで、前回ご紹介したニュートンが再び登場します。
科学者として知られるニュートンですが、実はその生涯の大部分を、錬金術の研究にも費やしていたことをご存じでしょうか?
彼が残した膨大な手稿のなかには、「賢者の石」「物質変容」「宇宙の秩序」に関する錬金術文献の翻訳・注釈・考察が数多く含まれています。その量は、科学論文以上とも言われるほど。
これはあまり知られていない、ニュートンのもう一つの顔です。
錬金術とは、単に鉛を金に変える技術ではなく、物質と魂の“進化と統合”を象徴的に描いた哲学体系でもありました。そこでは、「変容のプロセス」に対応する色の段階が存在します。
- ニグレド(黒化):
混乱、死、再生の始まり ⇒ ブラック・ダークブラウン - アルベド(白化):
浄化と目覚めの準備 ⇒ ホワイト・シルバー - ルベド(赤化):
統合、完成、魂の覚醒 ⇒ レッド・ゴールド
ニュートンの色彩研究では、「白色光がプリズムを通して色に分かれる」という理論が有名ですが、この“光から色へ”という構造に、どこか錬金術的な象徴性を感じることもあります。
もちろん、彼の色彩理論に錬金術の思想が直接含まれているわけではありません。
けれど──
光が魂の本質、色がその進化のプロセスを象徴しているとすれば、色そのものが、わたしたちの内なる成長を映す“錬金術的メタファー”とも言えるのではないでしょうか。
そんなふうに眺めてみると、カラーセラピーで扱う“色”のひとつひとつが、ただの色ではなく、魂のミッションを映し出す、使命へ導くヒントのかけらのように思えてくるのです。
わたしたちの中の四元素──色を通して魂とつながる
アリストテレスの「四元素論」、錬金術における「色の変容」の思想。それらは、いま私たちがセッションで大切にしている感覚と、こか不思議なほど響き合っています。
TCカラーセラピーの14本のボトルを眺めていると、まるで“心の色”たちが整然と並んでいるように感じませんか?
色には、心のバランスを整え、魂のエネルギーを調律する力がある──
私たちが惹かれる色には、そのときの内側の“四元素”のバランス、つまり魂の状態が、そっと映し出されているのかもしれません。
なぜなら──
その瞬間に「気になる色」には、言葉よりも先に、私たちの“感覚”が反応してしまうから。そう思うと、カラーセラピーはまさに、現代における“魂の錬金術”とも言えるのではないでしょうか。
色のグラデーションは、心の変化や成長のプロセスそのものです。
たとえば──
赤と黄が溶け合って、オレンジが生まれるように。
私たちの内側でも、いくつもの感情や記憶、経験が混ざり合いながら、今の「わたし」という存在が形づくられていきます。
ダーク(闇)からクリア(統合)へ
その間にあるのは、
私たちの魂の想いを映し出す、すべての色のグラデーション──
どの色も、今のあなたに必要な色。
そして、どの色も、あなたの中にある色。
そうだとしたら、カラーセラピーは、その色たちともう一度つながる、壮大な自己探求の旅であるとも言えます。
おわりに|色が導く、魂の想いとの対話
古代の叡智は、決して過去のものではありません。アリストテレス、ゲーテ、ニュートンたちの色彩への探求は、時代を超えて、今もわたしたちの活動に静かに息づいています。
カラーセラピストは、
ただ色を“読む”人ではなく、
色を通して、魂の想いに耳を澄ませる人。
選ばれた色たちは、言葉にならない心の奥の声を届けるメッセンジャー。
その気持ちに寄り添いながら、わたしたちは日々、心の声を聴くをお手伝いしています。
次回予告
次回は、
──色は、わたしたちの魂の成長に深く関わっている。
色を単なる物理現象や心理現象ではなく、
“宇宙と魂をつなぐ霊的なエネルギー”としてとらえていた
ルドルフ・シュタイナーをご紹介します。
どうぞお楽しみに🌈
青柳みか(あおやぎみか)
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